埼玉県秩父市出身の声優、金澤まいが4月より放送予定のTVアニメ『三者三葉』でメインキャラクターの一人、元気爆発大食い娘・小田切双葉役を演じる。金澤は「長年、皆さまに愛されている作品に携わることが出来て光栄です。双葉ちゃんの魅力である、元気とツッコミと食欲を全力でお伝えします！」と意気込みを語った。

　金澤は23歳でありながら、今回がキャリア初のメインの役どころを演じるということで、アニメファンからは「おめでとう、頑張れ！」「良かったなあ」「23と決して若くないし、これからの伸びしろがカギだよ！」と激励の言葉が飛んだが、さらに地元紙・埼玉新聞でも、小田切双葉を演じることが取り上げられ、注目を集めている。

　今回、金澤が声優を務める『三者三葉』は荒井チェリー氏による4コマ漫画が原作。『まんがタイムきらら』（芳文社）で2003年から連載を開始し現在も連載中という、同誌で最も連載期間が長い人気作品だ。主要キャラの3人、大食い娘の小田切双葉、元お嬢様で今は貧乏な西川葉子、動物大好きな腹黒メガネ委員長・葉山照の、のんびりとした日常が描かれている同作。アニメ化決定の第一報後に、3人を演じる声優は誰が演じるんだと、ネットでは様々な予想が飛び交っていた。

「アニメは楽しみなんだが誰が声をあてるかがものすごく心配」「メイン3人のうち、ぱるにゃすが照あたりになってほしいところ」「特にてるりんと薗部を誰がやるか期待」とネット上では言われていたところ、小田切双葉を金澤まい、西川葉子を和久井優、葉山照役を今村彩夏、という結果になった。

『アイカツ！』（テレビ東京系）の氷上スミレで知られる和久井優や、昨年より露出が徐々に増え始めた今村彩夏は声優ファンであれば既知の人も多かったが、金澤まいの選出には驚いた人がほとんどだったようで「ん？誰だ？」「サンプルボイスもまだ準備中だと？（現在は公開中）」という声が上がった。

　埼玉新聞の記事によると、金澤は小学4年生のころ母親の勧めで子役の事務所に入るが、その頃に声優イベントを見たことから、声優になりたいという思いが芽生えていたという。小学校卒業後にタレント活動をやめるが、高校進学と同時に声優養成所に通い、夢に向かって努力を続けた。その後大学進学を考えたこともあったが、父親が声優を目指すという夢を後押ししてくれたたため、専門学校タレント学科に入ることを決意。2年の勉強の末、晴れて芸能事務所所属となった、ということだ。

「両親のおかげで頑張れた。テレビから私の声が聞こえることで親孝行になれば嬉しい」と今回の役の決定を喜んだ金澤。今後は「『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』（フジテレビ系）、『心が叫びたがってるんだ。』のような地元、秩父が舞台のアニメには是非出演したい。ナレーション、映画の吹き替え、と様々な仕事をやってみたい」と意気込みも語っている。

　声優の仕事も今や、スポーツ選手、俳優、女優のように有名地元出身者として地元の新聞にまで取り上げられる時代。頑張って夢を叶えた結果の職業の一つとして、幅広く世間に認知されるようになったことは喜ばしいかぎりではないだろうか。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160229-00010001-otapolz-ent

秩父出身の有名人と言ったら林家たい平

かわいいじゃん